【JOURNAL VOL.1】 紫外線と活性酸素

おでかけが楽しい季節。気温が高くなるにつれて紫外線が気になり始めた方も多いのではないでしょうか?1年のうちで最も紫外線が強い6~8月。
老化の約80%が紫外線による影響だと考えられています。
今回、活性酸素が及ぼす肌への影響と日常生活でできる対策についてご紹介します。

 

■紫外線を浴びると?

肌表面にダメージを与え、赤く炎症を起こしたりメラニンを増加させシミとなって皮膚に残ります。
また、肌の弾力を保っているエラスチン繊維やコラーゲン繊維を変性させ、しわやたるみを引き起こします。さらに細胞内に活性酸素・フリーラジカルが発生し、肌を酸化させます。

 

■酸化の原因「活性酸素」「フリーラジカル」とは?

・活性酸素とは
活性が強い酸素分子のこと。本来殺菌効果で肌を守ってくれる存在ですが、増えすぎてしまうと細胞を攻撃してしまいます。別名「老化酸素」「毒性酸素」とも呼ばれ、肌トラブルや皮膚疾患など感染症を除く90%の病気の原因であることも明らかになっています。
活性酸素が増える原因として、紫外線や化学物質、大気汚染等の外的要因、ストレスやホルモンバランス、食生活の乱れなどの内的要因が挙げられます。

・フリーラジカルとは
電子の数が不足している不安定な原子や分子のこと。電子が不足すると別の分子から電子を補おうとします。
フリーラジカルに電子を奪われた細胞は、別の分子から電子を奪い、電子を奪われた分子はまた別の分子から電子を奪うという細胞間の連鎖が続いていきます。

この連鎖に身体の修復が対応できなくなるとアトピーなどの疾患が現れるのです。

 

 

若さを保つ秘訣は活性酸素を抑制し、酸化状態を元に戻してあげること。体内水分をマイナスイオン優位のイオンバランスに保つことです。                                       イオンバランスが保たれると体内にあるSOD酵素などの活性酸素除去物質を活性化させることができます。

少し難しい話をしましたが、実際に私達が日常生活でできる活性酸素を抑えるための対策をご紹介します。

 

1.活性酸素を抑えるための生活習慣を心がける

・軽めの運動
・タバコを控える
・アルコールを取りすぎない
・紫外線を避ける
・ストレスを溜めない
・食生活を見直す

 

2.抗酸化力のある栄養素・食物を取り入れる

・ビタミンE(ナッツ類、大豆)
・ビタミンC(キウイ・トマト等)
・ポリフェノール(赤ワイン・ブルーベリー・リンゴ・ココア)
・カテキン(緑茶)
・βカロテン(ピーマン、人参、カボチャなどの緑黄色野菜)

 

美容と健康のための習慣を心がけてみませんか?
一度に全て取り入れるのは大変だと思うので、ひとつずつ出来ることから始めてみてください。