【JOURNAL VOL.2】ハラール
B.C.フォースピュアシリーズについているハラール認証マーク。普段馴染みがないですよね。もうすぐ始まるオリンピック。2016年のリオ・オリンピックでは全アスリートのうち半数以上がムスリム(イスラム教徒)であったことをご存じですか?宗教との関りは切っても切り離せません。今回は、ハラールについて簡単にまとめました。
■目次
- ハラールとは?
- 世界の4人に1人はムスリム
- 豚・アルコールはNG “ムスリムが口にしないもの”
1.ハラールとは?
ハラールとはイスラム法で「許されたもの(物・行動・言動・活動)」「合法」という意味になります。逆に「許されないもの」「非合法」を“ハラーム”と言います。
一般的にハラールは飲食品に対して言われていますが、原料から流通・製造を通じて消費者が消費するまでハラールであるべきと考えられ、以下についてもハラールの項目を満たしていなければなりません。
飲食品/原材料/薬品/化粧品/加工/物流/調達
私達が購入するものには加工品が多く、ハラールかハラームの見分けがつきません。
そこで専門家が検査をし、ハラールであることを保証するのが「ハラール認証制度」です。
ハラール認証マーク=「イスラム法に適合している」「健康的・清潔・安全・高品質」であると承認された商品です。
2.世界の4人に1人はムスリム
世界3大宗教のひとつであるイスラム教。その人口はキリスト教に次いで多く、約19~20億人(世界の約1/4)。半数以上がアジア太平洋地域に暮らしており、宗教人口の急増からいずれはキリスト教を抜いて世界第一位になると言われています。
3.豚・アルコールはNG “ムスリムが口にしないもの”
・豚肉や豚に由来する原材料を含んでいるもの
・豚以外の動物で、イスラム法に則った方法で処理されなかった肉、およびその動物に由来する原材料を含んでいるもの
・アルコール(飲用・調味料)
今まで日本ではあまり馴染みのない宗教でしたが、人や物、情報の移動がグローバル化し、その理解が求められています。ハラールについてどこまでこだわるかには地域差や個人差があります。ムスリムの方と接する機会があった際は、柔軟に対応していきたいですね。